2015年5月16日土曜日

白黒&ハチワレ親子猫の里親募集中 ←決まりました〜

*(6月27日追記)
素敵な里親様が見つかりました。
親子一緒に嫁ぎます(涙)
引き渡しは少し先になりますが、また先方で落ち着いたら、2匹のFurrever Home(一度使いたかったw)での可愛い姿も含めてご報告できればと思っています。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。


*(6月14日追記)
現在、2匹一緒にお譲りする方向でお話を進めています。
拡散にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
また正式に決まりましたら、ご報告させていただきます。


* ご覧いただきありがとうございます。以下すべて読んでいただいたうえで、右側の連絡フォーム、またはmarikiyomiya☆gmail.com まで(☆を@に変えてお送りください)お問い合わせください。

* ご質問等ありましたら、コメント欄からでも何でもお気軽にお尋ねください。

* 基本的には「愛情と責任をもってこの猫たちを終生大切にしてくださる方」であれば、細かい条件については、ご相談に応じます。ただ、里親詐欺や虐待などの事例がありますので、譲渡にいたるまでには慎重にやりとりをさせていただき、時には立ち入ったことをお聞きするかもしれません。猫たちの安全と幸せのためですので、何とぞご理解いただければ幸いです。なお、その過程でいただいた個人情報は、里親希望者様の同意なしに、関係のない第三者に開示、提供することは一切ありませんのでご安心ください。





左:シロ(仮) メス 推定2〜3歳 右のハチワレの母親 避妊手術済み
右:チョビ(仮) オス 推定1歳 左のシロちゃんの息子 去勢手術済み


・2匹との出会いやこれまでの経緯についてはシロちゃんはこちら、チョビはこちらをご覧ください。



・2015年4月頭に保護。どちらも体重4kg前後。健康状態は良好です。

・トイレ・爪研ぎともに最初からばっちり。とてもお利口です。

・2匹ともに高くて小さな、可愛らしい声で鳴きます。夜鳴きもなく、とても静かですので、集合住宅の方にも向いていると思います。

・2匹とも短いしっぽ。チョビはぼんぼん系、シロちゃんは10センチぐらいの鍵しっぽ。




・現在、当家の隔離部屋で親子2匹&父親かもしれない下半身麻痺のキジトラと暮らしています(先住猫がいるため、すぐには開放できません)。

・とても仲の良い親子なので、できれば2匹一緒に飼ってくださる方を希望します。親子や兄弟など、もともと相性のいい仲良しの場合、お互いがいることで安心して落ち着いてくれやすいです。また、猫同士で遊んでくれるので、多忙で猫をかまってあげる時間があまり取れない方には特にお薦めかと思います。実際、この2匹は保護から1カ月半になりますが、ほとんどストレスを感じている様子もなく、騒いだり鳴いたりせずに静かに暮らしてくれています。

・子猫はもちろんとても可愛いですが、やんちゃっぷりも半端じゃありません。お仕事などで留守がちの方、猫と遊ぶ時間や体力があまりない方でも、大人猫となら最初から落ち着いた静かな関係が築けます(初めてのお宅、初めての人に慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、気長におつきあいくださる方を希望します)。

・2匹一緒をご希望の方を優先させていただきますが、個別でもご相談に応じますので、この子たちにご縁を感じてくださった方はぜひご連絡ください。





・フロントライン(ノミダニ駆除・予防)済み

・血液検査と3種ワクチン、駆虫はこれからする予定です。


☆シロちゃん








経緯についてはこちらご覧ください。

・小顔、切れ長の瞳、個性的な黒い前髪がチャームポイント。

・可憐な雰囲気ですが、ひとりで外できっちり子どもを育て上げた立派なお母さん。芯はとても強いと思います。

・スリゴロで甘えてくるときと、ちょっと距離を置いてこちらを見ているとき、どちらもあり。メス猫らしいツンデレ。撫でたり、腰をぽんぽんしたりは喜んでゴロゴロいいますが、抱っこはちょっとまだ難しいかもしれません(うちの飼い猫3匹はみな抱っこ嫌いなので、この子もそうかもしれません)。

・気は強そうですが、攻撃的なところはありません。一度、病院内で逃げ回るハプニングがあり、以来ちょっと連れていけないのですが、そのときも人間に対して噛み付いたり引っ掻いたりはいっさいありませんでした。

高めの小さな可愛い声。チョビと2匹そろって、うるさく鳴くことはありません。


チョビ










経緯についてはこちらもご覧ください。

・凛々しいハチワレ。チョビひげ模様とボンボンしっぽがチャームポイント。

・ツヤツヤの綺麗な黒い毛です。お腹は白。

・とても穏やかで大らかな性格のいい男の子です。外にいた頃からゴロゴロいって、顔周りを触らせてくれました。ただ、べたべたの甘えん坊というわけではなく、なかなか完全に抱っこ、まではいきませんが。ほかの猫ともうまくやれる子だと思います。

・男の子だけど、高めの小さな可愛い声で鳴きます。去勢手術後のみ怒ってうなっていましたが、それ以外は大きな声を出したりいっさいありません。攻撃的なところもまったくなし。


譲渡ご希望の方へのお願い

里親になっていただく場合、以下を条件とさせていただきます。
なお、トライアルも可ですが、ちょっと興味がある程度のお申し込みはご遠慮ください。また、冷やかしや詐欺目的とこちらで判断した場合はお返事いたしませんので、あらかじめご了承ください。

・愛情と責任をもって、家族の一員として終生大切にしてくださる方

・脱走事故防止に努め、完全室内飼いをしてくださる方

・ペット可住宅にお住まいの方(同居者全員が猫を飼うことに同意していること)

・猫の習性を理解し、心身の健康維持に努めてくださる方
 

・ときどきでけっこうですので、写真付きメール等で近況報告をしてくださる方

・身分証明書のご呈示・誓約書へのサインにご同意いただける方

・万が一飼えなくなった場合には、責任をもって新しい飼い主を探していただくと同時に、こちらにもご相談いただける方

・こちらからご自宅までお届けすることをご了承いただける方

・よって、なるべく関東近県にお住まいの方を希望しますが、この子たちを気に入って、2匹一緒に引き取ってくださる場合、陸路で行けるところならお届けに伺います。

・なお、保護団体さん等の里親募集の場合、多忙な一人暮らしの方は歓迎されない状況があるようですが、私自身、初めて子猫を飼い始めた当時は都心に一人住まいで、長時間外で働き留守がちでした。それでもたっぷりの愛情を注いで、元気に14歳になったその猫とは良い関係を築いていますし、猫のいる生活を存分に楽しんできました。その点では、本当に猫が好きで大切にしていただけるなら、一人暮らしの方や初めて猫を飼うという方もむしろ応援したいと思っています。お気軽にご相談ください。ただし、一人暮らしの学生、未成年者、無職の方はご遠慮ください。

・お問い合わせいただく場合、下記を最初にお知らせいただけるとお話がスムーズかと思います。また、やりとりの際にはあれこれお尋ねすることもあるかと思いますが、大切な命に関わる問題ですので、何とぞご理解くださいませ。

■お名前
■ご住所(市町村/最寄り駅などでけっこうです)
■家族構成
■年齢・性別
■猫の飼育経験の有無
■先住猫・ペットの有無
■住宅タイプ(戸建 or 集合住宅/何階住まい)
■ご連絡先メールアドレス

至らぬ点もあるかと思いますが、願いはひとつ。この2匹の猫たちが幸せになることです。誠意をもって対応させていただきますので、ご協力よろしくお願いいたします。







2015年5月8日金曜日

猫たちのこと(ハチワレ息子のチョビ編)

ザ・男の子という感じの凛々しいハチワレのチョビ(仮名)くんです。

穏やかで性格のいい男の子で、猫は初めてという方でも飼いやすいのではないかと思っています。推定1歳。

2014年9月。まだ子猫然としている。可愛いなあ。
このときは女の子っぽくも見えます。ボンボンしっぽにご注目。

2015年4月。凛々しく成長しました。

だいたい、猫も女の子よりも男の子のほうが大らかで甘えん坊で、さらに毛色の黒い子のほうが穏やかで優しいといいますよね。チョビは、保護後は、病院に連れていかれたりしたので保護前より私のことをちょっと警戒しちゃっているのですが(涙)、外にいた頃から私のそばでゴロゴロいって、撫でたり抱っこしたりすることもできる子でした。

昨年もそうでしたが、春になると、今までほとんど見かけなかったような野良さんが、どこからともなく現れたりします(そして、うち何匹はまたいつのまにか姿を消し、翌年ふらりとやってきたりする)。今年はボス猫のトラちゃんが界隈から姿を消したわけで、それもあって数匹の雄猫がうちの庭にも来ていました。

チョビは、そういう雄猫ともケンカをすることもなく一緒にご飯を食べていたり、むしろちょっと遠慮している(私の目にはそう見える)新入りに「ほら、いい餌場があるから食べなよ!」とでも言っているような態度をとっていたり。とにかく可愛くていい子です。ほかの猫とも仲良くできるタイプだと思います。

母猫シロちゃんを保護した翌日にこの子も捕獲し、去勢手術を施しました。保護前は、もうお互いに親離れ・子離れしていたのでしょう、めったに親子一緒に姿を現さなかったのですが、今はまたべったりと仲良し親子になっています。

初日は別々のケージに入れていたのですが、翌日から大小のケージ2台をくっつけて、自分のスペースも確保できるようにしたつもりなのですが、いつ見てもべったり抱き合って寝ています(*´ー`)



穏やかな子だとはいえ、1歳過ぎまで外にいた男の子なので、突然の屋内生活はどうかなーと心配したのですが、チョビもシロちゃん同様、夜泣きや無駄鳴きはしないし(そしてやはり声が甲高くて可愛いので、鳴いても静か)、脱出しようと試みることもありません。

おもちゃで釣れば、それなりに激しく遊びはしますが、すごくワイルドというわけでもなく、ケージから出してフリーにしても、座布団や爪研ぎの上でまったりしていることも多くて、ちょっと女子っぽい男子なのかな?(笑)



それも含めて、集合住宅などでも飼いやすい母子なのではないかなと思っています。

2011年に同じ猫部屋に入れていた兄弟猫などは、エネルギーの有り余っている子猫でしたから、かなり部屋のなかのモノを破壊してくれたものでしたが、シロちゃんとチョビはそういうこともありません。親子一緒だから安心して満たされているから、というのもあるのかもしれません。ぜひ2匹一緒に引き受けてくださる方がいらっしゃったらと思うゆえんでもあります。


よろしくニャ!

2015年5月5日火曜日

猫たちのこと(母猫シロちゃん編)

今回、里親様を募集している親子猫のうち、母猫シロ(仮名)ちゃんのこと。

最初にシロちゃんを見かけたのは、2013年9月にうちの子となったエマを保護したのとほぼ同じ頃です。だからもうすぐ2年になります。推定2〜3歳。

シロちゃんはとても小柄で子猫みたいで、か細い声で一生懸命に鳴いて、その段階であーこの子も家に入れてあげたいと思ったのですが、すでにエマを入れたばかりで我が家も定員オーバーで。。(と、この時は思った。いま家のなかに猫6匹いるけどw)

エマとシロちゃん、網戸越し のご対面

ただ、小柄なだけで、実はこの頃すでに1歳ぐらいになっていたのかもしれません。
シロちゃんはうちにご飯を食べにはきていましたが、ねぐらは少し離れたところにあったようで、ご近所の方の話から推測するに、おそらく今回を含めて少なくとも2回は出産していると思われます。そして、どうやら最初の子どもたちは取られてしまった(その家の人が保健所に持ち込んでしまった)ようです。。

しばらくあまり姿を見かけなかったのですが、2014年9月頃からだいぶ大きくなったハチワレの子ども2匹を連れて来るようになりました。そのうちの1匹がチョビです。

下の写真は11月に撮ったものなので、この頃チョビたちは、たぶん6〜7カ月ぐらい?

左からシロ、チョビ、たぶん妹

今年の1月ぐらいまでは親子3匹そろって、または兄弟そろって来ることが多かったと思いますが、少し暖かくなった頃から別行動を取るようになったみたいです(親離れ、子離れの時期だったよう)。

一番右の子は、外にいた頃から顔周りを撫でさせてくれたチョビに比べると、シャイで警戒心が強くて、すぐに逃げちゃうので、お尻も確認できなくて(しかも黒い毛だからわかりづらい…)、性別がはっきりとはわからないのですが、おそらく女の子だと思います。

それでこの子は、春先からずっと見かけていないのです…(涙)。元気ならいいのですが。。

小さな体で子どもを育ててきた健気なシロちゃん。
生粋の野良さんだし、どうかなーと思いましたが、4月頭に保護して以来、基本的に6畳ほどの隔離部屋&ケージ暮らしをしてもらっていますが、まったく夜鳴き・無駄鳴きすることもなく(鳴いても本当に可愛い声♡)、ケージのなかでも静かに落ち着いて満足げに横たわっています。チョビが一緒ということもあるでしょうが、親子でいつもぴたっとくっついて寝ています。

うちの元野良の母猫ロビンもそうですが(もっとも彼女は最初、すさまじい脱出作戦を企てましたが…w)、外の過酷さを知っているからか、いったん家に入り、たとえ多少狭かろうとも安全で快適な場所に慣れてしまうと、特に女の子だし、外に出たがりません。それはエマも同じです。

強い母であると同時に、可憐な童女のようなシロちゃん。優しいおうちで幸せになってほしいです。避妊手術済み。トイレも最初からばっちりのお利口さんです。

別途、里親様募集要項のほうにも書きますが、できればチョビと一緒に迎えてくださる方を希望しています。やっぱり人間と同じで、母親は息子が可愛いみたいですし、2匹一緒で安心しておとなしく過ごしているので、人間も常時相手にする必要がなく、留守にするときなど、かえって楽だと思います。







シロちゃんの背中。
しっぽは短いかぎしっぽです(ボンボンじゃないけど10cmぐらい)

2015年5月4日月曜日

猫たちのこと(下半身麻痺のトラちゃん編その1)


2014年2月、関東地方に20年ぶりという大雪が降った翌朝の写真です。
下半身麻痺になる以前のトラちゃん。




この前の年の9月に保護したエマは、近所のボス猫的存在であったこのトラちゃんにくっついて、うちにたどり着いたのだと思っています。

大きくて愛嬌のある、人懐っこい(そして大声でよく鳴く)キジトラ。おそらく生粋の野良さんだと思います。トラちゃんは、けっこう前からときどき我が家の庭にも現れていましたが、以前はご飯をあげていたわけでもなく、何となく通りすがりにうちの猫たちに窓越しに挨拶(というかシャー)していくだけの存在でした。年齢はいくつぐらいだろう、たぶん最初に見かけた時期から推測すると、5歳ぐらいにはなっているでしょう。

ただ、エマを保護しようという時に、このトラちゃんに加えて、別の大人の三毛ちゃんや、今回親子で保護して里親様を募集するメス猫シロちゃんも、どういうわけか同時多発的に(笑)うちの庭に現れまして……(きっと猫のあいだで情報が共有されていたのでしょう)。

この頃からいずれTNRまたは保護することを目的に、庭でご飯をあげ始めたのでした(ただ、なかなか自分ひとりなので、捕獲もそう簡単にできるわけではなく、幸い基本的には猫に優しいご近所であるため、後回しにしていたという反省はあります)。

小屋代わりにキャリーも置いてあったので、寒い日や雨の日はトラちゃんがその中にいる姿も見ていました。ただ、みんなうちに住みついていたわけではありません。

冒頭の大雪の日は、さすがに誰も来ないだろうと思っていたのに、朝一番で元気にご飯の催促に来たのがトラちゃんでした。

しかし、それからちょうど1年後の今年の2月上旬。朝、雨戸を開けると、キャリーのなかでトラちゃんが横たわっていました。いつもなら、私が雨戸を開けるとすぐにキャリーから出てきて鳴いてご飯を催促するのに、動こうとしない。そもそも、少し外側に出ている後ろ脚がだらんとして、どうも様子がおかしい。。

びっくりして中を覗きこんだところ、特に外傷はなく、本猫はのんきにあくびをしているし、苦しそうな様子ではない。とりあえず安心したのですが、やはり出てくる気配はなく、また眠ろうとします。後ろ脚やしっぽをつんつんしても、キャリーのドアを閉めても抵抗なし。そのまま動物病院に連れていきました。


結果、おそらく交通事故で脊髄をやられて下半身が麻痺しているとのことでした。外傷もないのに交通事故? と思ったのですが、帰ってネットで調べたら、野良さんでけっこう同じような例が多いことを知りました。

そんななかでも、誰かが保護してくれたり、トラちゃんのように自力で助けてくれそうな人のところまでたどり着いたりできればまだいい。そうでない子たちは、たぶん、ひっそりと死んでいくしかないのでしょう。。

現場を見ていないので、実際に何があったのかはわかりませんが、少なくとも我が家の敷地内で事故に遭ったわけではなく、どこかからうちまで、懸命に前脚だけで這ってきた。それを考えると、本当に不憫でなりません。

現在、保護から3カ月が経ちました。しばらくは通院して治療も続けましたが、やはり後ろ脚は立たないままです。前脚だけでも、けっこうなスピードで移動できるんですけどね。排泄のお世話は必要ですが、それ自体は慣れればそんなに負担ではありません。それに、麻痺以外はすこぶる元気で、うるさいほどです(笑)(←いや、これが笑いごとではないのですが、それについてはまた追って)

ちょっとトラちゃんについては、1回では書ききれません。実はこの先どうしたらいいのか、いろいろと模索、葛藤しているところでもあります。

トラちゃん近影(5月2日)
猫部屋の保護猫3匹
(手前からシロ、トラ、チョビ…仮名とはいえ安直なネーミングですみません。でももうこれに馴染んじゃって)
そう、それでこのトラちゃんとシロちゃんはもともとカップルでした。息子のチョビにはトラネコの遺伝子は見受けられないけど、父親なんじゃないかとも思っています。みんな外にいた頃、仲良く一緒にご飯を食べにきていました。

4月上旬に親子を保護して、それぞれ不妊手術を施したうえでトラちゃんと一緒の部屋に入れていますが(ケージはトラちゃんと親子は別々)、2カ月ぶりに再会しても、お互いを威嚇することもなく、ペロペロ舐めてあげたり、穏やかに過ごしているのを見ると、ちゃんと覚えているんだな、ファミリーなんだなと感動します。






2015年5月3日日曜日

猫たちのこと(うちの子編)

最初の猫が来たのは2000年12月のことでした。
その年の9月生まれのロシアンブルーの男の子。子どもの頃から猫が好きで、猫と暮らしたかったけれど叶わなかった自分にとっては、遅咲きの恋のようなもの。


そのロシアンブルーの「ぐり」はもうすぐ15歳になりますが、いたって元気。
飼い主によく似た健康優良児です。

大型本の上に乗るのが大好き
キリッ
当時は渋谷区で一人暮らしをしながら、同じく渋谷区にある会社に勤めていましたが、2002年1月にフリーランスの翻訳者として独立。在宅稼業をしようと決めた背景には、少なからず猫の存在もあったわけで、これからは猫とふたり、まったり幸せに暮らしていくんだわ〜と思っていたのですが、ちょうど同じ頃に親が調子を崩したため、千葉県北西部にある実家に戻り、現在にいたります。

そして時は流れて2011年。東日本大震災。
我が家の周辺は、揺れは大きかったものの、深刻な被害はありませんでした。
しかし、その後知ることになった、被災地の動物たち、とりわけ福島の警戒区域に取り残された犬猫たちの惨状。

この頃から、それまであまり見かけることのなかった野良さんたちが、我が家の周辺でも増えていったように思います。

2011年9月。
きれいな三毛の母猫と、チャトラの女の子、そしてキジトラ&サバトラ風味の2匹の男の子を相次いで捕獲。私にとっては初めての野良さん保護&里親募集の始まりです。

大きな子猫に授乳中
現ちくわ(右)とこんぶ(左)
現ビビ(左)とちくわ
幸い、女の子は友人宅、兄弟は「いつでも里親募集中」を見て連絡をくださったご家族に一緒に引き取られ、あれからもうすぐ4年になりますが、皆それはそれは幸せに暮らしています。

そして母猫「ロビン」はうちの子になりました。今年で推定5歳。

かつての肝っ玉母さんも、今は我が家一のおっとりさん

それからしばらくは平和(?)な日々が続いていたのですが、2013年9月。
痩せっぽちの三毛の子猫が姿を現します。その数日前に、子猫らしき必死な鳴き声が聞こえて様子を見に行ったところ、走って逃げてしまった子でした。

ぼっちのチビ三毛
ご飯をあげるとがつがつと完食。そしてそのまま我が家の庭から出ていかなくなりました。軒下に段ボールとキャリーケースを置いてあげると、そのなかに入ったまま、私がそばに行くとまとわりついてきます。

それでも母猫や兄弟がいるかもしれないと、2日ほどそのまま様子を見ていましたが、三毛はどこにも移動しないし、誰も来ない。その段階で保護しました。

保護直後。少し太ってようやく体重が1150g
結局この子もうちの子になりました。「エマ」です。今年で推定2歳。

しかしこれがまた、痩せっぽちの子猫だったはずが、1年も経たないうちに5.8kgの巨猫に成長。。女の子なのに。



ちょっとポーズの問題もあるにせよ、目を疑う横綱っぷり…

10歳を超えるまで、ずっと「ひとり王子」でちやほやされてきたぐり。この子がいるうちは、ほかの猫は迎えないつもりだったのですが、目の前に現れてしまってはしょうがありません。最初にロビンを迎えるときは、本当にいろいろ気を遣ったし、ぐりにもストレスをかけたと思います。現在、みんなべたべたな仲良しとはいかないけれど、3匹普通に同じベッドで寝たり、寒い時はなんとなく背中がくっついていたりする程度には良好な関係を築いてくれています。

ぐりとロビン
ぐりとエマ
ロビエマ(わかる人にはわかるネーミング)