2017年6月28日水曜日

クロちゃんの脱走と、今後の里親募集について





いま現在、新たに里親募集を開始する子も含め、複数の保護猫を抱えている身として、一度書いておかなければなりません。

非常に残念なことに、この一つ前のエントリで里親を募集し、決まりましたとご報告した次男の黒猫ちゃんが、5月半ば、里親宅への引っ越しからわずか1カ月後に脱走し、現在も見つかっておりません。

詳細はこちらをご覧ください。

脱走に関しては、いくら気をつけても気をつけ過ぎるということはないと思いますし、どれほど完璧に対策を施したとしても、脱走させてしまう可能性はゼロではありません。人間ですから誰でも不注意やミスはあります。

今回、特に残念だったのは、私がクロちゃんが脱走したという連絡を受けたのが、脱走からすでに1週間以上経過した時点だったということです。私もいろいろ調べましたが、迷子猫の捜索にあたっては、初動が非常に大切とのこと。たいていの場合、脱走から数日間であれば、猫はおそらく家のすぐ近くのどこかに隠れているだろうから、その段階で場合によってはプロの手を借りるなどして徹底的に捜索すれば、保護できる可能性はずっと高くなるそうです。

今後、里親を希望される方にお願いいたします。
脱走対策に力を入れていただく、そしてご家族全員が常に気をつけていただくことに加えて、万が一、特に譲渡から日が浅い時点で脱走してしまった場合は、速やかにこちらにもご連絡ください。

それと、今回はこの脱走事件を契機に、クロちゃんを譲渡した元里親(と呼ばせていただきます)が、いろいろと嘘をついていたことが判明しました。

一つは、生活保護を受けていることを隠し、また就労状況に関しても虚偽の申告をしていたことです。なぜそれが判明したのかについては省きます。誤解のないように申し上げますが、生活保護の是非を言っているわけでも差別をしているわけでもありません。私だっていつそういう状況に陥るかわかりませんし、必要としている人が保護を受けることをとやかく言うつもりはありません。ですが、自分の友人や親類でもない生活保護受給者ですという方に大切な猫をお譲りすることは今後もありません。

調べたところ、生活保護受給者がペットを飼ってはいけないという規定はないそうです。ですがそれも、たとえば保護を受ける以前から飼っているペットを手放さないで済むように努力するのは当然のことと思いますし(私だって猫たちを手放せと言われたら絶望します。自分のために使うお金を極力減らしてでも猫たちが明らかに不幸にならない限りは一緒に暮らしたいと思います)、仮に新たにペットを求めるにしても、自分が近所で猫を保護した、よく知っている間柄の友人知人から譲ってもらったというのならまだ理解できます。しかし、まったく面識のない相手のネット募集に虚偽の申告をしてまで貰い受けようとするのは、私は許せません。そして相手の嘘や人柄を見抜けず、クロちゃんを危険に晒してしまったことについて、自分自身も許せないでいます。

今回の元里親は一人暮らしの20代の女性でした。まず里親募集に関して、私は以前から、自分も最初に猫を飼い始めたのが一人暮らし時代だったので、多くの場合敬遠されがちな単身者もOKというスタンスをとってきました。しかし実際に単身者からお問い合わせをいただき、譲渡に至ったのは今回が初めてでした。

もちろん、たまたまこの人が一人暮らしであり、若い女性であり、アルバイトであっただけですが、今後は今まで以上に慎重にならざるをえません。里親希望の方にはいろいろと聞かれてうんざりされることもあるかと思いますが、ご理解をいただけると幸いです。


クロたん、本当にごめんね。
どうか、元気で無事でいてください。


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